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縁あってうちにやってきた器、
使えば使うほど手にも食卓にもなじんできます。
「器のいろは」を知ると、ますます器に愛着がわいて生活が楽しくなります。
豆知識です。
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陶器と磁器の違い
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陶器と磁器、それぞれの性質どうちがうの? |
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サイズと名称のこと
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和食器のサイズ表示は「寸」、それってどの位なの? |
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器の形成いろいろ
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いろいろなかたちの器、いったいどうやって作るの? |
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豆辞典
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その言葉、聞いたことあるけどどういう意味なのかな? |
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焼きものは、大きく分けると陶器と磁器の2種類があります。
それぞれの性質や使い勝手を知った上で、
器と上手にお付き合い。
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土を成形して焼き上げる陶器は、「土もの」とも呼ばれます。
原料は陶土とという粘土が使われます。
釉薬をかけたものと、上薬を掛けずに焼締めたものとあります。
吸水性があり、磁器に比べて強度はやや低くなります。
代表的な窯場として、瀬戸、唐津、萩、笠間焼などがあります。
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土ものと呼ばれる陶器に対して、磁器は「石もの」と呼ばれます。
陶石を砕いた粉を練り合わせた磁土を用いて形成し、
陶器より高温で焼成します。
吸水性は無く、陶器より硬質です。
代表的な磁器には、白磁、青磁、窯場としては、有田、九谷、
清水焼などが有名です。
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大きさも形も規格のある洋食器と違い、和食器は形も模様も実に多種多様
いろいろな器を組み合わせて、私流コーディネートする楽しみもあります。
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和食器のサイズ |
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| 皿 |
和食器のサイズ表記は「寸」で表されていることが多いので
一寸は約3cmと覚えておくと、サイズが想像できますよね。
ふだん使いで大活躍なのが、5寸〜8寸(15p〜24p)の中皿です。
形も丸皿だけでなく角皿、長角皿やオーバル等、
テーブルに変化をあたえてくれる色々な形があります。
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| 5寸皿(15cm) |
銘々皿や取り皿、和菓子にも程よいサイズ。 |
| 6寸皿(18cm) |
一人用盛り皿として、またパン皿やケーキ皿としても。 |
| 7寸皿(21cm) |
一人用盛り皿として焼き物、揚げ物、使い回しが
利きく
サイズです。 |
| 8寸皿(24p) |
一人用盛り皿として、メインのお料理にも使用。
カフェ風のワンプレートディッシュ用としても。 |
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| 鉢 |
鉢は深さがあるので、汁気の多いお料理を盛り付ける時に
使われます。 また、温かい料理は温かく、
冷たい料理は冷たく保つことができる合理的な器です。
こんもりと中高に盛ると料理が映え、おいしそうにみえます。
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| 小鉢(12p位〜) |
一人用副菜を盛ったり、またデザート用としても。 |
| 中鉢(15p位〜) |
煮物、和え物、サラダ、スープにも出番の多いサイズ。 |
| 大鉢(22p位〜) |
炊き合わせ、煮物、サラダ、大鉢は取り回しをする
盛り鉢と
して
欠かせません。 |
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和食器の部分名称 |
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口縁(こうえん)
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蓋の付いていない器の、縁周囲のこと。 |
| 見込み(みこみ) |
器の内側全体を見込みといいます。
ときに内側中央部分を
指すこともあります。
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| 胴(どう) |
高縁から下、腰までをいいます。 |
| 腰(こし) |
器の下部から高台または底の部分までをいいます。 |
| 高台(こうだい) |
茶碗、鉢、皿など、器の底に付いた台のこと。
後から粘土紐の輪を作ってつける、付け高台と、
かんなで削り出す、削りだし高台とがあります。
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陶芸家というと、ろくろの前に座り土を引き上げているところを、
つい思い浮かべてしまいますよね。
でも器の形成はろくろだけではなく他にもたくさんの方法があります。
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てびねり |
:轆轤や型による成形ではなく、手指だけで形づくっていく方法。
ひも状にした土を巻き上げて形を作る方法もあります
(ひもづくり)
最も原始的な手法で、趣のある形ができます。
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ろくろ |
:陶磁器を形成する時に使われる回転台。
遠心力を利用して土を引き上げて形成します。
手で回す手ろくろ、足で蹴りながら回す蹴ろくろ、電気で回す
電動ろくろなどがあります。
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たたら |
:土のかたまりの両脇に器の厚みの木片を積重ねて置き、
木片を手がかりに糸を使ってスライスし板状にします。
これを何枚か組み合わせて、方形の器を作ったり、
筒状のものに巻きつけて、筒型の花器や器を作ります。
板皿などもこの方法で作られます。
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型起こし |
:土を型に押し込んで成形します。
型には、土型や石膏型があります。
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鋳込み(いこみ) |
:水と粘土を混ぜた液状のものを石膏の鋳型に注ぎ込んで
成形します。
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器の文様、釉薬や色合い、焼成のこと
知っていると便利な、やきものでよく使われる用語です。
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素地(そじ) |
:生地ともいいます。釉薬を掛けない状態の、焼成に適合する
ように
配合した土。 |
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粉引(こひき) |
白化粧土に器を浸して化粧がけし、透明釉を施すと、
粉をまぶしたように見えることから、こう呼ばれます。
白化粧ともいいます。
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刷毛目(はけめ) |
:素地に白化粧土を刷毛で一気に塗った時にできる刷毛の跡で
装飾方法の一つです。
刷毛目の濃淡やカスレが景色として喜ばれます。
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| 御本(ごほん) |
:素地の中に含まれる鉄分が、焼成時に変化して(窯変)、
薄紅色の斑点などが現れることをいいます。 |
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呉須(ごす) |
:染付けの文様を描く際に用いる顔料。コバルト化合物を含む
天然鉱物で還元炎で藍色に発色します。 |
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釉薬(ゆうやく) |
:釉、またはうわぐすりともいいます。
陶磁器の装飾として、また吸水性をなくす目的で、表面に施す
ガラス質の層。 |
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貫入(かんにゅう) |
:焼成時に釉と素地の収縮率の違いにより釉に生じるヒビ
のこと。
貫入を景色として楽しむやきものもあります。 |
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焼締(やきしめ |
:成形した素地に、釉薬をかけずに高温で焼き締めたもの。
土そのものの風合いが魅力です。
備前焼や信楽焼などが知られています。 |
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還元炎焼成
(かんげんえんしょうせい) |
:陶磁器の焼成方法の一つ。
酸素の量を減らして不完全燃焼で
焼くと、
土や釉に含まれる金属の固有の色を醸し出します。 |
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酸化炎焼成
(さんかえんしょうせい) |
:還元炎焼成に対し、酸素量を充分に供給して完全燃焼で
焼くと
土や釉に含まれる金属が酸化されて特有の色を呈します。 |
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窯変(ようへん) |
:焼成時の窯の中で釉薬の成分や炎の状態で起こる、素地や
釉薬に起こる予測しない科学変化。
景色としてこの変化を意識的に作り出すこともあります。 |
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